ウォルドフ・サラダとは、リンゴとセロリにクルミを加えてマヨネーズで和えた、爽やかでフルーティなサラダです。
欧米では秋冬のホリデーシーズンに人気の家庭料理として、収穫感謝祭やクリスマスディナーの食卓によく登場します。
甘酸っぱくてシャキシャキの歯ごたえが楽しいこのサラダは、ニューヨークの最高級ホテル「ウォルドフ・アストリア」の初代総支配人オスカー・シュルキーによって、1893年に考案されました。
卵使用のマヨネーズを植物性のマヨネーズで代用すれば、伝統的な味をヴィーガンで簡単に再現することができます。
アメリカの黄金時代のシンボルとして、時代を超えて愛され続けてきた「ウォルドフ・サラダ」を、リンゴが旬の時期にぜひ作ってみてください。
- 料理人
- ヴィーガン歴15年以上
- NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
ウォルドフ・サラダの作り方
【ウォルドフ・サラダの材料(2~4人分)】
- 赤りんご:2個
- レモン汁(色止め用):大さじ1
- セロリ:2本
- クルミ:1カップ(100g)
- ヴィーガン・マヨネーズ:1/2カップ(100g)
- 豆乳ヨーグルト:1/2カップ(100g)
- レモン汁(ドレッシング用):大さじ1
- 自然塩:小さじ1/2
- 黒コショウ:小さじ1/2
- 素焚糖:大さじ2
- レーズン:1/2カップ(80g)
作り方① クルミを空煎りする
クルミは熱したフライパンで5~10分空煎りし、軽く焦げ目をつけます。
このひと手間でサラダに香ばしさが加わるので、ぜひスキップしないでおこなってください。
こんがり炒り上がったクルミは、お皿の上に広げて冷ましておきます。
作り方② リンゴとセロリを切る
リンゴは皮を剥かずに4つに切り、種の部分を切り落としたら、1.5センチの厚さにスライスします。それを1.5センチの角切りにしてください。
大き目のボールに入れて、レモン汁を振りかけたらよく絡め、リンゴの色止めをしておきます。
セロリは1センチ厚さにスライスします。根元の太い部分は縦半分に切ってからスライスしてください。
作り方③ ドレッシングをつくる
小さな器に、ヴィーガンマヨネーズ、豆乳ヨーグルト、レモン汁、塩、コショウ、素焚糖を入れ、よく混ぜ合わせておきます。
作り方④ すべての材料を合わせる
大き目のボールに、リンゴ、セロリ、レーズン、クルミを入れ、ドレッシングを加えて全体的によく絡めながら混ぜます。
味を見て足りなければ、マヨネーズ、塩、コショウなどを加えて味を調節してください。
ラップをして冷蔵庫に入れ、1時間冷やします。
器に盛り付けて、お好みで上にクルミを飾ったら完成です。
ウォルドフ・サラダは、冷蔵庫で1日保存可能です。
まとめ:寒い季節には抗酸化&抗炎症作用のあるヴィーガン・ウォルドフサラダを食べて、感染症を予防しよう!
ウォルドフ・サラダはシンプルなレシピですが、果物、野菜、ナッツがバランスよく含まれていて、誰にでも好まれる味に仕上がっています。
そのままでも美味しく召し上がれますが、サンドウィッチに挟んだり、ジャケットポテトに添えたり、レタスに巻いて野菜ブリト―にしたり、ひよこ豆を混ぜてボリュームのあるサラダにしたりなど、いろんな楽しみ方ができます。
また、リンゴに含まれる「ビタミンC」やクルミに含まれる「オメガ3脂肪酸」には、免疫機能を向上させて風邪やインフルエンザに対する抵抗力を高める効果があるため、寒い季節のヴィーガンの体調管理にもおすすめです。
リンゴとクルミが美味しい秋には、「アメリカの黄金時代のシンボル」であるウォルドフ・サラダをぜひ味わってみてください。
これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。
レーズンの代わりに「種なしぶどう」を1カップ加えると、よりフレッシュな風味のサラダになるよ。試してみてね!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。