ブルスケッタとは、焼いたパンにニンニクとオリーブ油を塗り、その上にさまざまな具材を自由に乗せて食べる、イタリアの軽食です。
一般的なブルスケッタにはトマトが使われますが、ヴィーガンは一回の食事で多種多様な植物を摂りたいので、今回はヴィーガン用にアレンジしたものをご紹介します。
噛み応えのある肉厚椎茸と新鮮野菜たっぷりのサルサの組み合わせは、満足感がありながらも爽やかでさっぱりとしており、暑い夏にぴったりの一品です。
ぜひ休日のブランチに、ビールや炭酸水などと一緒にお楽しみください。
- 料理人
- ヴィーガン歴15年以上
- NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
椎茸とサルサのブルスケッタの作り方
【椎茸とサルサのブルスケッタの材料(2人分)】
椎茸(なるべく肉厚のもの):8個
エクストラバージンオリーブ油(焼き用):大さじ2
自然塩(焼き用):少々
黒コショウ(焼き用):少々
トマト:2個
きゅうり:1本
赤玉ねぎ:1/8個
ニンニク:1かけ
生姜:1かけ(15g)
生コリアンダーのみじん切り:大さじ1
エクストラバージンオリーブ油(サルサ用):大さじ2
ライム汁:大さじ3
自然塩(サルサ用):小さじ1/2
黒コショウ(サルサ用):小さじ1/2
昆布だし:小さじ1/2
フランスパン(1センチ厚):8枚
エクストラバージンオリーブ油(パンに塗る用):小さじ4
生コリアンダーの葉(飾り用):適量
作り方① 椎茸を焼く
椎茸の軸を切り落とし、傘の部分に木くずなどの汚れが付着している場合は、濡らしたキッチンペーパーや布巾で丁寧に拭き取っておきます。
このとき水で洗ってしまうと、椎茸特有の味や香りが損なわれてしまうので、キッチンペーパーや布巾を使ってください。
椎茸の軸は捨てずに、炒め物やスープの具材としてご活用ください。すぐに使わない場合は細かく裂いてから袋に入れて冷凍し、解凍せずにそのまま使います。
フライパンに油を熱し、椎茸の傘の表面(茶色い方)を下にして並べ、塩コショウを振りかけてから蓋をし、弱火~中火で5分蒸し焼きにします。
傘の表面に焼き色がついて、ひだの部分から水分が出てきたらひっくり返し、蓋をして2~3分同様に蒸し焼きします。
作り方② サルサを作る
トマト、きゅうり、赤玉ねぎは、みじん切りにします。
ニンニクと生姜は、すりおろします。
生コリアンダーは、みじん切りにします。
ボールに、トマト、きゅうり、赤玉ねぎ、ニンニク、生姜、生コリアンダーを入れたら、オリーブ油、ライム汁、塩、コショウ、昆布だしを加えてよく混ぜ、10~15分置いて馴染ませておきます。
ライム汁がない場合はレモン汁で、生コリアンダーが苦手な場合は生パセリで代用できます。
作り方③ パンを焼く
パンを網に並べて、両面をこんがり焼きます。
ニンニクを半分から切り、パンの表面ですりおろすようにして全体に香りをつけたら、オリーブ油を1枚につき小さじ1/2振りかけます。
作り方④ パンに椎茸とサルサを乗せる
パンの上に傘の表面を下にして椎茸を置き、その上にサルサをたっぷりと乗せ、コリアンダーの葉を飾ったら完成です。
余ったサルサは、冷や奴にのせたり、豆を加えてサラダにしたり、素麺のつゆに入れたり、ご飯にかけたりすると、美味しく消費できます。
まとめ:椎茸と野菜たっぷりサルサを食べて、ヴィーガンの夏バテを解消しよう!
暑い季節に椎茸やサルサを食べると、夏のだるさや夏バテを解消することができます。以下が、その理由です。
- 椎茸に含まれるビタミンB群やカリウムには、疲労回復効果がある。
- 椎茸に含まれる食物繊維が腸内環境を整え、夏バテの原因の一つである自律神経の乱れを予防する。
- 椎茸に含まれるβグルカンが腸内の免疫細胞を活性化させて免疫力をアップし、食欲不振や消化不良を改善して夏バテを予防する。
- サルサには、夏バテの原因となる「疲労回復の遅れ」や「血液の濁り」を改善する野菜(トマト、玉ねぎ、ニンニク、レモン、きゅうりなど)が含まれている。
ぜひ、肉厚の椎茸とたっぷりのサルサが乗ったブルスケッタを食べて、夏のヴィーガンの体調を管理し、楽しい夏をお過ごしください。
これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。
アボカドやヴィーガンチーズを加えても美味しいよ。試してみてね!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。