秋の味覚の代表格「かぼちゃ」。その風味と栄養価を活かしたかぼちゃのサラダは、日本発祥の家庭料理として親しまれてきました。
作り方や材料は家庭によって少しずつ違いますが、かぼちゃの甘味とマヨネーズの酸味でつくる、秋らしい一品です。
今回ご紹介するのは、植物性チーズ入りのかぼちゃサラダです。植物性チーズを加えることで、卵不使用のヴィーガンマヨネーズの淡白な味をカバーして、コクと風味が豊かなサラダに仕上げています。
かぼちゃには免疫システムを強化するビタミンA、C、Eが豊富に含まれているので、風邪などの感染症予防におすすめです。
栄養価が高く満足感もある「かぼちゃのサラダ」を、ぜひヴィーガンの健康維持にお役立ていただき、秋から冬にかけての寒い季節を元気にお過ごしください。
- 料理人
- ヴィーガン歴15年以上
- NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
かぼちゃのサラダの作り方
【かぼちゃのサラダの材料(2~4人分)】
- かぼちゃ:1/4個
- 玉ねぎ:1個
- 自然塩(玉ねぎ用):小さじ1/2
- きゅうり:1本
- 自然塩(きゅうり用):小さじ1/2
- 人参:1本
- 植物性チーズ:1/2カップ
- ヴィーガンマヨネーズ:1/2カップ
- 自然塩:小さじ1/2
- 黒コショウ:小さじ1
- 醤油:小さじ1
- 素焚糖:小さじ1
- 昆布だし:小さじ1/2
- 粗びき黒コショウ(飾り用):適量
作り方① かぼちゃを蒸してマッシュする
かぼちゃはワタと種を取り除いてから皮を剥き、1.5センチ角のダイス切りにします。
蒸し器で10~15分加熱して柔らかくします。竹串を刺してみて、スーッと刺さったらOKです。
レンジで加熱する場合は、平たい耐熱容器に入れて大さじ1の水を加え、ラップをかけたら600Wで4~5分加熱して柔らかくします。竹串を刺して確認し、まだ硬ければ30秒ずつ追加で加熱します。
熱いままボールに入れて、マッシャーやフォークの背などを使ってかぼちゃをマッシュしておきます。
作り方② 玉ねぎをスライスして塩で揉む
玉ねぎは薄くスライスします。
玉ねぎをボールに入れて塩を全体的にまぶしたら、水分と泡が出てくるまでしっかりと揉みます。
水で洗ってからざるにあけ、水気をギューっと絞ります。
作り方③ きゅうりを輪切りして塩で水分を出す
きゅうりは薄い輪切りにします。
きゅうりをボールに入れたら塩を全体的にまぶし、水分が出てくるまでそのまま20分くらい置いておきます。きゅうりを揉む必要はありません。
水で洗ってからざるにあけ、水気をよく絞っておきます。
作り方④ 人参をおろして蒸す
人参はおろし器で、細切りにおろします。
耐熱容器に入れてラップをかけ、600Wのレンジで2分間加熱し、柔らかくなったらそのまま置いて冷まします。
作り方⑤ すべての材料を混ぜ合わせる
大き目のボールに、かぼちゃ、玉ねぎ、きゅうり、人参、植物性チーズ、ヴィーガンマヨネーズ、塩、コショウ、醤油、素焚糖、昆布だしを入れ、よく混ぜ合わせます。
味を見て足りなければ、ヴィーガンマヨネーズ、塩、コショウなどを足して調節してください。
器に盛り付けて、粗びきにしたコショウを振りかけたら完成です。
まとめ:ヴィーガンの冷え性改善と風邪予防対策に、かぼちゃのサラダを作ってみよう!
東洋医学では、かぼちゃは「陽性」の食べものとされ、体を温める効果があると考えられています。
また、かぼちゃに含まれる豊富なビタミン(ビタミンA、C、E)には、風邪予防の効果もあります。
秋冬の寒い時期にかぼちゃを定期的に摂ることで、冷え性を改善し、免疫力を高めて風邪に強い体を作ることができるのです。
かぼちゃのサラダは、蒸したかぼちゃに材料を混ぜるだけで完成なので、忙しいヴィーガンでも負担なく作ることができます。
ぜひヴィーガンの体調管理に、コクうま風味のかぼちゃサラダをお役立てください。
これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。
かぼちゃのサラダは万人に喜ばれる味だから、ホームパーティーや持ち寄りパーティーに大活躍するよ。作ってみてね!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。