マカロニチーズ(マッケンチーズ)は、マカロニをクリーミーで濃厚なチーズソースで和えた料理です。
材料もシンプルで簡単に作れることから、欧米で「おふくろの味」として広く親しまれてきました。
マカロニチーズの起源は、14世紀のヨーロッパで作られていた「パスタに溶かしバターとチーズを和えた料理」と言われており、イギリス国王リチャード2世の宮廷でも供されていたそうです。
マカロニチーズはその後、第3代大統領トマス・ジェファーソンによってアメリカに紹介され、今や庶民のソウルフードとして愛されるまでになりました。
一般的なマカロニチーズには乳製品が使われていますが、今回ご紹介するレシピは100%ヴィーガン対応です。
オリーブ油、豆乳、植物性チーズ、ニュートリショナルイーストを使用し、濃厚でクリーミーなチーズソースを再現しているので、こってり味が好きなヴィーガンの方にはたまらない一品となっています。
中世から現代まで受け継がれてきた「歴史の味」を、ぜひお楽しみください。
- 料理人
- ヴィーガン歴15年以上
- NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
ヴィーガン・マカロニチーズの作り方
【ヴィーガン・マカロニチーズの材料(2~3人分)】
チーズソース
- 玉ねぎ:1個
- ニンニク:1かけ
- エクストラバージンオリーブ油:大さじ3
- 自然塩:小さじ1
- ヴィーガン・ブイヨン:1個
- ターメリック:小さじ1
- パプリカパウダー:小さじ1
- 黒コショウ:小さじ1
- 昆布だし:小さじ1
- 米粉 or 小麦粉:大さじ3
- 豆乳:2カップ
- ニュートリショナルイースト:大さじ2(15g)
- 植物性チーズ:100g
マカロニ
- マカロニ:200g
- 水:適量
- 自然塩:適量
- エクストラバージンオリーブ油:大さじ1
飾り
- 植物性チーズ:適量
- パセリのみじん切り:適量
作り方① 玉ねぎとニンニクを切る
玉ねぎとニンニクは、みじん切りにします。
作り方② 野菜とスパイスを炒める
フライパンに油を熱し、玉ねぎ、ニンニク、塩を入れて、玉ねぎが透明になるまで中火で炒めます。
ブイヨンは潰して細かくし、ターメリック、パプリカ、コショウ、昆布だしと混ぜ合わせておきます。
炒めた野菜にスパイスミックスを加え、香りが立つまで中火で2~3分炒めます。
作り方③ チーズソースをつくる
粉を加え、粉っぽさがなくなるまで4~5分中火で炒めます。
豆乳を少しずつ加えながらヘラでよく混ぜ、もったりしたソースを作ります。火力は中火のままです。
ニュートリショナルイーストと植物性チーズを加えてよく混ぜ、かき回し続けながらチーズが溶けるまで中火で温めます。
作り方④ マカロニを茹でる
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を(水1リットルに対して10g)加えます。
マカロニを投入したら1度よくかき混ぜて、パッケージに記載されている茹で時間を参考に、時々かき混ぜながら6~10分茹でます。
好みの硬さになったら火を止め、ざるにあけて湯切りします。ボールに入れてオリーブ油を回しかけ、くっつかないようにしておきます。
マメロニを使う場合:茹でたマメロニは、時間が経つとボソボソした食感になりますが、600Wのレンジで4~5分温め直すと柔らか食感が復活します。
作り方⑤ マカロニにチーズソースを絡める
チーズソースにマカロニを加え、優しく混ぜ合わせます。
器に盛り付け、植物性チーズとパセリを散らしたら完成です。
まとめ:淡白なヴィーガン食に飽きたら、こってり濃厚なマカロニチーズを作ってみよう!
マカロニチーズは、栄養価について賛否が分かれる料理です。
植物性チーズは高カロリーの脂質からできており、マカロニは炭水化物が主成分なのでビタミンやミネラルはあまり含まれていません。
そのため、栄養面から見ると完全な食事とは言えず、高カロリーで栄養バランスが偏ったジャンクフードと見なされることもあります。
双子はこの問題を解決するために、植物性タンパク質を豊富に含んだ「えんどう豆100%ZENBマメロニ」を使用しています。
さらに、旬の野菜をサラダや温野菜として添えることで、栄養バランスを整えています。
淡白な風味に慣れているヴィーガンでも、ときには濃厚な味わいが恋しくなるものです。
そんなときには、このマカロニチーズをぜひ試してみてください。「こってり味への欲求」が満たされること間違いなしです。
これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。
菜の花、ブロッコリー、きのこ、ホウレン草、グリーンピースなどをソースに加えると、風味が増してさらに美味しくなるよ。試してみてね!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。