【クスクスと７種の野菜煮込み】ヴィーガンのおもてなし料理に！異国情緒あふれるスパイスの味

モロッコの伝統料理「クスクスと７種の野菜煮込み（クスクス・ビダウイ）」は、スパイス香る７種の野菜とひよこ豆のスープを、クスクス（デュラム小麦粉を丸めた極小パスタ）にかけて楽しむ、色鮮やかな一皿です。

本来は羊肉や牛肉が使われますが、今回ご紹介するヴィーガン向けのアレンジレシピでは、野菜の旨味を存分に引き出し、満足感のある味わいを実現しています。

モロッコでは、大皿に盛られたクスクス・ビダウイを囲んで食べると、食事を共にした人たちに「祝福がもたらされる」と信じられています。そのため、大切な客人をもてなす際の料理として人気があります。

７種の野菜は、人参、さつま芋、キャベツ、かぼちゃ、カブ、ズッキーニ、赤トウガラシが定番ですが、季節に合わせた旬の野菜を使えば、一年を通してお作りいただけます。

簡単に作れる上に見た目も華やかなので、「ヴィーガンのおもてなし料理」として最適です。

ぜひ、ご家族やご友人と「クスクス・ビダウイ」を囲んで、心温まる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

クスクスと７種の野菜煮込みの作り方

作り方① 野菜を準備する

人参は皮を剥き、縦半分に切ってから３等分します。

さつま芋は皮を剥き、縦半分に切ってから３等分します。

キャベツは２つに切ります。

かぼちゃはワタと種を取り、横半分に切ってから３等分します。

カブは皮を剥いて４つ切りにします。

ズッキーニは縦半分に切ってから３等分します。

赤ししとうはそのまま使います。

玉ねぎは５ミリ厚さにスライスします。

＊煮崩れ予防のために、野菜は面取りをしています。

作り方② スパイスを準備する

器にコショウ、ターメリック、ジンジャー、シナモン、パプリカ、サフラン、塩を入れて、よく混ぜ合わせておきます。

作り方③ 玉ねぎとスパイスを炒める

オリーブ油を熱した鍋に玉ねぎとスパイスを入れて、玉ねぎが透明になるまで中火で炒めます。

作り方④ トマトを加えて炒める

カットトマトとトマトピューレを加えてよく混ぜ、ほとんど汁気が無くなるまで中火で煮込みます。

作り方⑤ 野菜が柔らかくなるまで煮込む

玉ねぎとトマトを煮詰めたところに、熱湯、ブイヨン、昆布だし、素焚糖、ひよこ豆を加えてよく混ぜます。

先ず、人参、さつま芋、キャベツ、かぼちゃを加えて中火で沸騰させます。

次に、カブ、ズッキーニ、ししとうを加えて再び中火で沸騰させます。

弱火にして、野菜が柔らかくなるまでコトコト煮込みます。

最後に味を見て足りなければ、塩や素焚糖を足して調節してください。

作り方⑥ クスクスを作る

クスクス、油、塩を耐熱ボールに入れ、クスクス一粒一粒に油が絡まるようによく混ぜ合わせます。

熱湯を加えてよく混ぜたら蓋をして15分蒸らします。蒸らし終えたらフォークでほぐすように混ぜて、パラパラにします。

蓋をして600Wのレンジで２分加熱し、もう一度よくかき混ぜてフワフワになるようにほぐします。

作り方⑦ クスクスの上にスープと野菜を盛り付ける

大きなお皿にクスクスを山になるように盛ったら、真ん中にくぼみを作ります。

クスクスのくぼみの中にスープを注ぎます。

彩りを考えながら、クスクスの上に野菜を飾り付けて完成です。

まとめ：異国情緒あふれる料理「クスクス・ビダウイ」を作って、ヴィーガンの献立に新たな彩りを加えよう！

シナモンやサフランなど、普通ならお菓子に使うスパイスを料理に使うことに、ちょっと抵抗があるかもしれません。

しかし、その他の材料と合わさってコトコトと煮込まれることで、何とも言えない異国情緒あふれる味のスープが出来上がります。

クスクス・ビダウイは非常にバランスのよい料理で、７種類の野菜からはビタミンやミネラルを、ひよこ豆からはタンパク質を、クスクスからは炭水化物を摂取でき、ヴィーガンの健康維持にもってこいの一品です。

使う野菜によって違った風味のクスクス・ビダウイが作れるので、味がマンネリ化しないというメリットもあります。

驚くほど簡単に作れるのに味は本格的で、忙しい平日の夜でもあまり時間をかけずに作ることができます。ぜひ、ヴィーガンのおもてなし料理としてだけでなく、日常使いのメニューとしても「クスクスと７種の野菜煮込み」を試してみてください。

あなたのヴィーガン料理のレパートリーに、新たな彩りを加えてくれるはずです。

これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。