【塩レモン】ヴィーガンの冷蔵庫に常備しよう!いろんなレシピに使える爽やかで濃厚な魔法の調味料

塩レモン

塩レモン(プリザーブド・レモン)は、塩とレモン果汁でレモンを発酵させた「漬物」のような食べものです。

北アフリカ・モロッコ発祥の保存方法で、最古の記録は、サラディンの宮廷医師による12世紀のレシピ本にまでさかのぼります。

酢と塩で漬けるピクルスとは異なり、レモンの果汁と塩で発酵させて作る塩レモンの特徴は、食べるのが「皮の部分」ということ。独特な酸味とまろやかで濃厚な風味に変化した「レモンの皮」をお楽しみいただけます。

国産レモンが旬(12月下旬~3月)の間に保存すれば、新鮮な国産ものが手に入らない時期に、以下のようなレシピに使うことができます。

煮込み料理、炒め物、ドレッシング、パスタ、グリル、マリネ、ポテトサラダ、クスクス、洋風ちらし寿司、漬物、サラダ、サンドウィッチ、鍋や麺類の薬味、大豆ミートの下味、フルーツタルト、ケーキやクッキー、お湯割り、炭酸割りなど

ぜひ、いろいろなヴィーガンレシピに使用して、奥深いレモンの香りとほのかな苦みをアクセントに加えてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
菜食双子
双子
  • 料理人
  • ヴィーガン歴15年以上
  • NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
目次

塩レモンの作り方

【塩レモンの材料(2瓶分)】

  • レモン:3~4個(500g)
  • レモン(汁用):1~2個
  • 自然塩:50~100g
  • ターメリックパウダー:小さじ1
  • 黒コショウ:小さじ1
  • ベイリーフ:2枚

作り方① 瓶を殺菌する

瓶を熱湯で殺菌する

大きめのボールに瓶を入れ、瓶の中に沸騰したて(90℃以上)の熱湯をたっぷりと注ぎ、1分置いてからお湯を捨てます。

瓶を網の上で乾かす

網の上に逆さに乗せて乾燥させます。

瓶をアルコールで拭く

瓶が冷めたらアルコール(70~80度)を中に吹きかけて、ペーパーで拭き取ります。蓋も同様にしてアルコールを内側に吹きかけ、ペーパーで拭き取ってください。

作り方② レモンを殺菌する

レモンを熱湯で殺菌する

レモンをボールに入れ、沸騰したて(90℃以上)の熱湯をひたひたに注ぎ、30秒間浸して殺菌します。

レモンをで拭いて乾燥させる

やけどに気をつけながらレモンを取り出し、ペーパーでよく水気を拭きとっておきます。

作り方③ レモンを切る

レモンを好みの大きさに切る

レモンの種を取り除きながら、好みの大きさに切ります。

双子のレシピでは、使い勝手が良いのでレモンを粗みじん切りにしていますが、くし形、輪切り、丸のままなど、どんな大きさでも作ることができます。

作り方④ 塩とスパイスを加えて揉む

レモンに塩とスパイスを混ぜる

レモンに、塩、ターメリック、コショウを加えたら、使い捨て手袋をはめた手でギューギューと揉んで、汁を出します。

塩分はお好みで加減してください。双子のおすすめは「塩分10%」です。

【自然塩の分量】

  • 塩分10%:50g
  • 塩分15%:75g
  • 塩分20%:100g

作り方⑤ レモンを瓶に詰める

レモンを瓶に詰める

瓶の上1.5センチを残してレモンを詰め込みます。このとき一緒にベイリーフも入れてください。

レモンの上に塩とオリーブ油を注ぐ

レモンの表面を完全に浸らせたいので、レモンを1~2個絞ってレモン汁を作り、静かに注ぎ入れます。

塩レモンの瓶に蓋する

厚手のビニールやラップをかけて、その上から蓋をしっかりと閉めます。

春夏なら2~3週間、秋冬なら3~4週間、冷暗所に常温(18~21℃)で保管して発酵させます。

その後は冷蔵庫で保菅し、6ヶ月~1年を目安にお召し上がりください。

発酵過程では、天然の乳酸菌がレモンの糖分を変換し、乳酸が生成されてレモンの色と質感がだんだん変化していきます。わずかに泡立ったり、かすかな「シューッ」という音が聞こえる場合もあります。このようにして、熟成の風味が生まれるのです。

ちなみに、塩分濃度(10%、15%、20%)による保存期間の変化はありません。適切な衛生管理と保存方法に従えば、いずれの%でも同じように長期保存(6ヶ月~1年)が可能です。

瓶からレモンを取り出すときは、必ず清潔なスプーンをお使いください。アルコールで拭いたスプーンを使うと、より安心です。

まとめ:塩レモンをいろんなレシピに応用して、ヴィーガンの食事に爽やかな香りのアクセントを加えよう!

塩レモンのアップ画像
冷蔵庫で3ヶ月間保管したもの。まだフレッシュさが残っています。

塩レモンの発酵過程で生成される「プロバイオティクス」には、腸の健康を高めて消化を助ける作用があります。

また、レモンの皮に含まれる食物繊維の「ペクチン」は、腸内の善玉菌である乳酸菌を増殖させて、腸の調子を整えてくれます。

さらに、レモンに含まれる柑橘類のフラボノイド(ヘスペリジンとナリンギン)には、腸内細菌叢の環境を正常化し、消化と腸の健康をサポートする効果があります。

つまり、塩レモンを摂取することで、ヴィーガンの腸内環境改善が期待できるのです。これはヴィーガンにとって朗報です!

レモンの風味がギューッと凝縮した塩レモンは、サラダのドレッシングに加えたり、鍋や麺類の薬味にしたり、煮込み料理や炒め物の味付けなどに使えますが、塩レモン単体でも酒の肴になるくらい、濃厚で独特な旨味があります。

ぜひ、毎日の食事に塩レモンを加えて消化を改善し、ヴィーガンの腸内環境正常化にお役立てください。

これからも、さまざまな「簡単に作れるヴィーガンレシピ」をご紹介していきますので、『菜食双子』にまた遊びに来てくださいね。

双子

青みかん、柚子、かぼす、ライムなどで作っても美味しいよ。試してみてね!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

目次