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今回は、東洋水産株式会社のヴィーガンライン「素材のチカラ プラントベース」シリーズから、フリーズドライスープ『マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ』を実食レビューします。
豆乳から作られた「卵もどき」に、しいたけ、わかめ、ねぎを合わせた和風のスープで、お湯を注ぐだけで完成する手軽さが魅力です。
忙しい朝や疲れた夜の一杯、ヴィーガン用の備蓄・ストック食品としてなど、さまざまなシーンで活躍する「かきたま風スープ」を、菜食料理人ならではの視点も交えながらご紹介します。

- 料理人
- ヴィーガン歴15年以上
- NZ国立Toi Ohomai工科大学とWaikato工科大学で2年間料理を学び、同国のレストランで4年間修業
マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ

商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ |
| メーカー | 東洋水産株式会社 |
| 価格 | 460円(税別)*メーカー目安(2026年5月現在) |
| 内容量 | 31.6g(4食入/7.9g×4個) |
| エネルギー*1食当たり | 30kcal |
| タンパク質 | 1.2g |
| 脂質 | 1.1g |
| 炭水化物 | 3.8g |
| 糖質 | - |
| 食物繊維 | - |
| 食塩相当量 | 1.2g |
| 賞味期限 | 製造日より12ヵ月 |
| 保存方法 | 常温(高温多湿・においの強い場所・直射日光を避けて保存) |
| 購入場所 | スーパー、楽天市場、Amazon |
原材料チェック

原材料:醤油、食塩、でん粉、野菜エキス、デキストリン、こんぶエキス、ミート風味パウダー、酵母エキス、香辛料、具(豆乳加工品(豆乳(国内製造)、水あめ、植物油)、しいたけ、わかめ、ねぎ)
添加物:乳酸カルシウム、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、ゲル化剤(アルギン酸ナトリウム)、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、カロチン色素、香料
アレルギー表示:小麦、大豆
ヴィーガン認証確認
動物性の原料不使用であることは明記されていますが、ヴィーガンJAS(JAS0026)やベジプロジェクト認証など、第三者機関による認証の取得は確認できませんでした。「プラントベース」とパッケージに記載はあるものの、第三者機関の保証がない点は、厳格なヴィーガンにとって不安要素といえるでしょう。
共通製造ライン
同一製造ラインにおいて、動物性原材料(かに、卵、乳成分)を含む商品を製造しています。動物性成分が混入する可能性(交差汚染リスク)を完全に回避したいヴィーガンの方はご注意ください。
セット内容

袋の中にはアルミパウチで個包装された、4個のかきたま風スープが入っています。

かきたま風スープのフリーズドライは長方形です。
調理前

かきたま風スープのフリーズドライを器に入れます。
調理後

フリーズドライの上から熱湯(1袋あたり160ml)を注ぎます。

具材がほどけるように軽くかき混ぜたらできあがりです。
実食レビュー
※実食に基づく個人の感想です。味の感じ方には個人差があります。

できあがったスープに顔を近づけてみると、すまし汁のような上品なだしの香りがフワッと立ち上ってきました。
ひと口すすると、ものすごい「だし感」が口の中いっぱいに広がります。塩味は濃すぎず薄すぎず絶妙なバランスで、後味もだしの香りが余韻としてしっかり残るほど、風味がはっきりしています。
具材はしいたけ、わかめ、ねぎ、菊の花びらのような形をした湯葉状の「卵もどき」。この卵もどきはサラサラとした軽い口当たりで、かきたま本来のふわふわ感とは少し違います。
ひとつ残念だったのは、パッケージ写真と実物のギャップが大きかったことです。写真のかきたまスープに浮かぶツヤツヤでふわふわの「卵もどき」を見て、「プラントベースなのにこんなふわふわが実現できるの?」とワクワクしました。しかし実際に作ってみると、浮かんでいるのは菊の花びらのような形のペラペラの湯葉状のもので、写真のようなツヤツヤふわふわではありませんでした。

初めて作ったときは「なにこれ?不良品?」と疑ったほどです。キャッチコピーの「まるでたまごみたい!」がさらに期待値を上げてしまったので、実物を見たときにちょっとがっかりしました。
しかし、見た目と食感の問題を除けば、このスープは絶品です。とにかくだしがよく効いていて、野菜や昆布のうま味もしっかり感じられて、本当においしい和風スープです。
だしの香りが濃く、味に深みと奥行きがあるため、他の食材を加えても味がぼけたりしません。汁物料理のベースとして、さまざまなアレンジに応用できます。
- 春雨、そうめん、うどん、中華麺を入れてあったか麺スープ
- ご飯を入れてかきたま風雑炊
- お餅を乗せて餅入りかきたま風
- にんにく、生姜、ごま油を足して中華風スープ
- 温めた豆乳で割ってクリーミー豆乳スープ
- 納豆と梅干しを加えてネバネバ&さっぱりすまし汁
- ヴィーガン餃子を入れてボリューム満点スープ
- 夏はそうめんのつけだれとして
- 冬は鍋スープのベースとして
正直、見た目も食感も「かきたま」ではありませんが、スープとしての完成度は非常に高く、だしの効いた奥深いうま味はプラントベース食品の域を超えており、リピート買い確定の味でした。
総合評価
※評価は2026年5月現在の商品情報・実食体験に基づく個人の見解です。

総合評価:3.7
評価基準の解説
味(味わい全体)
動物性食品と比較したときの「満足感・風味バランス・再現度」を総合的に評価します。基準は「ヴィーガンでも十二分に楽しめるか」です。
- 満足感:ボリューム感・ジューシーさ・噛みごたえによって「食べた感」が得られるかを重視します。
- 風味バランス:塩味・甘味・酸味・苦み・スパイスなどのバランスをチェックします。
- 再現度:肉・乳製品・卵など「本物」に近い味や食感にどれだけ近づいているかを評価します。
コスパ(価格・価値のバランス)
「1食(1人前)あたりの価格が300~500円未満」を目安とし、栄養価・味・満足度・保存性に見合った価格かどうかを重視します。基準は「日常使いできる経済性」です。
- 単価計算:内容量 ÷ 推奨1食分で、1食あたりの単価を算出します。(例:500円の商品を5食分で使う場合 → 1食あたり100円)
- 価値比較:同等の栄養価・味・満足度を持つ動物性食品よりも安価なら「高評価」とします。
- 長期視点(保存性・廃棄ロス):保存性が高く、冷凍や常備向けで、廃棄ロスが出にくい製品には加点します。
安全性(製品の安全性・信頼性)
第三者認証の取得(ヴィーガン認証)、動物性混入防止(区分保管・洗浄徹底)、アレルギー表示(28品目)などの明確さを確認します。基準は「ヴィーガンとして安心して食べられるか」です。
- 認証確認:JAS0026(ヴィーガンJAS)やベジプロジェクト認証など、動物由来原料・添加物の不使用と製造管理を保証する認証を取得しているかを確認します。
- 混入リスク防止:工場でのクロスコンタミ(揚げ油共有禁止、ライン洗浄の徹底)を確認し、動物性食品との混入リスクをどれだけ低減しているかを評価します。
- アレルギー対応:義務7品目+推奨21品目(大豆、ごま、ナッツなど)の表示が明確かどうかを確認します。
栄養価(栄養素の含有量・バランス)
ヴィーガンが不足しやすい栄養素(タンパク質・鉄・B12・カルシウム・オメガ3など)が1食分にどれだけ含まれているかを確認します。基準は「カロリーに対して十分な栄養素が入っているか」です。
- 主要栄養素:ヴィーガン特有の不足リスク(タンパク質10g以上/食、鉄3mg以上、非ヘム鉄吸収率向上など)を重視します。
- 強化・添加:B12(2.4μg/日推奨)やDHA藻類由来オメガ3の表示を評価します。
- バランス:食物繊維やビタミン・ミネラル豊富な食材(豆類・野菜・全粒穀物など)を含んでいるか、タンパク質や鉄分が極端に少ないなどの偏りがないかをチェックします。
汎用性(日常の使いやすさ・アレンジの幅)
1つの食品で複数の料理(丼、スープ、炒め物、サラダなど)に活用可能か、保存性はあるか、手軽に調理できるかなどを考慮します。基準は「日常のキッチンで活躍するか」です。
- 料理バリエーション:1品で朝食・弁当・夕食の3用途以上に対応できるか、他のヴィーガン食品や調味料と組み合わせても、自然に使えるかどうかを評価します。
- 調理の容易さ:加熱不要・下ごしらえ最小限で完成する汎用度を評価します。
- 保存・在庫管理:常温または冷蔵で1週間以上持つなど、日常使いの利便性を確認します。また保存性が高く、廃棄ロスが少ない製品には加点します。
環境への配慮(環境負荷・サステナビリティ)
有機・減農薬・再生農業などの低負荷原料使用や、RSPO認証パーム油(持続可能なパーム油認証)の表示を確認します。基準は「低負荷農法の使用と問題食材の認証確認」です。
- 低負荷農法:有機JASやレインフォレスト・アライアンス認証などで、農薬・化学肥料の削減、土壌保全を確認し、土壌・水質・生物多様性に配慮した農法を使用しているかを評価します。
- パーム油特化:RSPOマーク(SC/IP推奨)の有無で、森林破壊リスクを評価します。また、パーム油と代替油の環境負荷(CO2排出量・水使用量など)も考慮します。
- その他(輸送・地域):長距離輸送を避け、地元産・国内産を優先する製品を高評価します。
リピート(再購入・継続利用の意欲)
味、コスパ、安全性、栄養価、汎用性、環境配慮などを総合的に評価し、日常使いのしやすさと菜食双子の個人的満足度を総まとめとして判断します。基準は「この商品をまた買いたいか」です。
- 総合判断:味、コスパ、安全性、栄養価、汎用性、環境配慮のバランスで、「また買いたい」と思うかどうかを評価します。
- 日常実用性:ストック買い・定期購入に値する手軽さを重視し、作り置きしやすい、調理が簡単、保存しやすいなどの点をふまえて、日常使いに向くかを確認します。
- 改善余地:一部の欠点(味・価格・パッケージなど)を許容できるレベルかを評価します。
| 項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 味 | 4 | かきたまのふわふわも、卵の硫黄香も再現されてないが、だし感が強く後味にまで余韻が残るのは高評価。塩味も丁度良く、うま味も奥深い。 |
| コスパ | 5 | 1食約150円でヴィーガン対応、だしが秀逸、アレンジ可能などの付加価値がつくなら、フリーズドライスープとしては非常に割安。 |
| 安全性 | 3 | 「プラントベース」と名乗っているので原料の動物性排除は保証されているが、第三者認証がないため信頼という点では課題が残る。 |
| 栄養価 | 2 | タンパク質・B12・鉄というヴィーガンの三大不足栄養素をほぼカバーできていないため、他の食材をプラスする必要がある。 |
| 汎用性 | 5 | 時間帯、季節、体調に応じてさまざまな簡単アレンジが可能。豆、大豆製品、大豆ミートなどを加えても味がぼやけないのも◎。 |
| 環境への配慮 | 3 | 2030年までにRSPO認証パーム油への切り替えを目標に掲げているが、現時点では認証パーム油の使用は確認できない。 |
| リピート | 4 | 完成度の高いスープ、コスパ最高、アレンジ無限大。日常使いにふさわしい商品としてリピートする価値がある。 |
「かきたまスープ」としての再現度は低いものの、「だしスープ」としての完成度は高いので、ベースのだしとしてさまざまな料理に活用できます。栄養価の低さをカバーするために他の食材を加える必要があるという弱点が、逆に無限に近いアレンジにつながる点も面白いと思いました。
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マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ:メリット・デメリット
✔ メリット
- 1食あたり約150円。さまざまなヴィーガン加工食品と比較しても圧倒的にコスパがよく、安心して日常使いできる。
- 鍋も火も不要で、忙しい朝、夜食、小腹が空いたときなど、お湯を注ぐだけですぐに完成する。
- アレンジの幅が広く、そうめん、うどん、春雨、雑炊、豆乳スープ、中華風など、汁物料理のベースとして何にでも応用できる。
- 個包装のフリーズドライで、冷蔵・冷凍不要。ストック買いしても場所を取らず、廃棄ロスが出ない。
✖ デメリット
- 「かきたま」としての再現度が低く、ふわふわ感、とろみ、卵の香りがない。「かきたま汁」を期待して買うとちょっとがっかりする。
- タンパク質がわずか1.2gしか含まれていない。ヴィーガンに不足しやすい主要栄養素として1食10g以上が理想だが大幅に不足している。豆、大豆製品、大豆ミートなどの追加が必須。
- この商品には、ヴィーガンが特に意識すべき栄養素(ビタミンB12、鉄、オメガ3)の強化・添加が一切なく、これらの栄養補完は他の食材に頼る必要がある。
マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ:おすすめしたい人
こんな人におすすめ
- だしの効いたすまし汁やお吸い物が好きな人
- あっさり・さっぱり系のスープが好きな人
- 一人暮らしで手軽に汁物を楽しみたい人
ちょっとだけお得な6セット
まとめ:アレンジの効く「マルちゃん 素材のチカラ プラントベース かきたま風スープ」をヴィーガンキッチンのストック食材にしよう!

「かきたま風」の名前通りのふわふわ食感を期待すると「え?なにこれ?」となるかもしれませんが、一口スープを飲めばそのだしの旨さに驚き、きっとリピートしたくなると思います。
お湯を注ぐだけでOK。アレンジの幅も広く、麺の温つゆ、雑炊、豆乳スープ、鍋のベース、つけだれなど、さまざまな料理に大活躍します。
忙しい日の一杯に、パントリーのストックに、災害備蓄の非常食になど、ヴィーガンのキッチンに常備しておいて損はない万能スープです。
双子双子はこのスープに「納豆」と「うどん」を入れて食べるのが好き。粘りがとろみになって麺に絡んでおいしいよ。試してみてね!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
